リオ五輪サッカー日本vsナイジェリア戦の感想
予選リーグ初戦の相手はナイジェリア。
日本の苦手なアフリカのチームだが、7時間前に現地入りとかありえないことをするチームには絶対負けて欲しくなかったのだが、結果は4-5で敗戦。
例によって失点シーンを振り返ってみます。
【U23】日本VSナイジェリア ゴールハイライト(リオ五輪)
1失点目
0:04〜相手ボールのスローインから藤春が振り切られてシュートを打たれ、キーパーが弾いたところを相手に決められるのだが、スローインから相手の選手が藤春を背負って受けた時には中島もよせてきたので2対1をつくれていたにもかかわらずやられてしまった。
2失点目
0:47〜室屋がヘディングを空振りして失点、こんな形で失点していては勝てる訳がない。
3失点目
1:18〜植田のヘディングクリアが相手へのパスになり決められる、植田のミスだが、一番の責任は塩谷だろう、OA枠で呼ばれたCBなのだから相手がペナエリアに進入する前になんとか対処してほしかった。
4失点目
1:36〜1失点目同様、塩谷と室屋で2対1を作っているにもかかわらず、突破されPKを取られてしまう。PKは完璧に誤審だか、あの形からペナエリアに進入された塩谷と室屋の責任は重い。
5失点目
2:02〜櫛引の飛び出しクリアを相手に拾われ無人のゴールにシュートをきめられた、責任の大半はバックパスを受けた藤春がボールをうばわれたことに尽きる。
こうしてみると失点はDFラインの4人のミスによるものがほとんどである、特に塩谷はサンフレッチェのDFラインで繋ぐサッカーが染みついていて、簡単にクリアしないことが逆にピンチを招いてしまった。
サンフレッチェのサッカーは代表チームにまったくフィットしない。
GK櫛引もロングキックをミスしたり、安心して見ていられるレベルになかった。
OA枠でDFラインを強化したつもりだったのに逆に足を引っ張った印象はぬぐえない。
4-3-3機能せず!
ただ日本の戦術も機能していなかった、システムを4-3-3のトリプルボランチぎみにして、真ん中を固め、サイドでボールを奪う形にしたかったのだろうが、ナイジェリアは中央でボールを繋がず、裏にロングボールを蹴ってきた、その単純な攻撃を有効にする力がナイジェリアの前線にはあった。
日本の狙い通りにサイドにボールが渡って数的優位をつくっても、ナイジェリアの個人能力によって何度もピンチを招いていた。
とはいえ2-5から2点返したのは得失点やチームのモチベーションを保つためにも非常に大きかったと思う。
あと2試合勝つしかなくなったが、チームの持ち味である我慢強さを発揮して予選を突破して欲しい。