キリンカップ日本vsボスニア・ヘルツェゴビナの感想と日本代表の新システムの提案。
不安定なディフェンスラインを露呈
キリンカップ決勝、結果は2−1の逆転負けでした。
ランク的にも格上でしたが、内容的にも完全に力負けでしたね。
ボスニアはフィジカルでも勝っていましたし、テクニックもありました。
今回は失点シーンを振り返るとともに、ど素人の私が考えた日本代表の新システムを提案いたします。
サッカー日本代表vsボスニア・ヘルツェゴビナ ゴール&ハイライト(キリンカップ)7.6.2016
例のごとく、失点シーンを振り返ってみましょう。
1失点目(2:30ぐらいから)は吉田が簡単に裏を取られての失点でした。
長友のポジションングも中途半端で2人の間に見事なクロスを入れられました。
相手のクロスと18番の動き出しが素晴らしかったということもありますが、問題は吉田がボールを見すぎていることだと思います。
相手がボールを下げたので、ラインを上げようとした瞬間、18番の動きについていけませんでした。
攻撃の種類としてはよくあるパターンなので、安い失点の部類に入るんじゃないかなと思います。
ただでさえ1対1の勝負に弱いのだから、このパターンで裏を取られるようではスタメンの資格はないと思いますね。
2失点目(3:55ぐらいから)は長友がボールの軌道予測と相手との距離間が悪く、トラップでかわされたことが起因になっています。
ドリブルからラストパスが出て、18番がまた得点を決めます。
吉田は18番についていっていますが、18番に寄せきれていないので、ダイレクトにシュートまで持っていかれました。
18番のシュートも素晴らしかった !
吉田の股を狙ってシュートしたんじゃないでしょうかね、吉田の力量を見極めていたので余裕が感じられます。
日本が強国相手に勝つためのシステムを考えてみた!!
今のシステムのままでは、ワールドカップに出ても到底決勝トーナメントに進出できると思えないので、システムの変更を提案します。
今の日本代表にワールドクラスの選手がほとんどいない以上、もっと守備的なシステムを考え、4バックを捨てて、3バックにすべきと考えます。
理由としては、徹底的に守る時には5バックに移行し易いと思うからです。
基本は3-6-1で6のポジションは2ボランチ、両ウイングバックに2トップ下とします。
このシステムにおいてキーになるポジションは、2ボランチと両ウイングバックになります。
ボランチは高い守備力と深い位置からロングパスを通せることが優先され、両ウイングバックは守備力と激しく上下動できる運動量と質の高いクロスが上げれることが要求されます。
日本はポジショニングのまずさから失点することが多いと思うので、チーム全体に守備の約束ごとを徹底させることがが大事だと考えます。
ポジショニングは相手の位置で決まるものではなく、味方の位置で決まるものだと何かの本で読んだことがあります。
日本は、ポジションチェンジで相手を崩す意識が高すぎるんじゃないでしょうか?
攻撃時は良いのかもしれませんが、守備時には相手マークが選手間で曖昧になり、カウンターの餌食になり易いと思います。
味方の位置が見なくても判るようになれば、一人にかかる守備の負担は軽減され、相手マークが曖昧になる場面も減ると思います。
このシステムで私が知っている選手を当てはめると以下になります。
GK 西川でも川島でも東口でもいいですが、コーチングの質が高い選手が良い
センターバック 森重、塩谷、あと一人対人に強い選手
ボランチ 長谷部、青山(山口)
ウイングバック 長友、中島(オリンピック代表)
トップ下 本田、香川
FW 岡崎
メンツ的には目新しさがないと思いますし、年齢的にも高めだと思います。
私がJリーグ全体に精通していないので、もっと当てはまる選手がいるのかもしれません。
日本サッカーの発展を考えるときA代表は勝利を最優先すべき!!
この戦法で戦うとなると、はっきり言って見ていても楽しいサッカーにはならないと思いますが、日本人にサッカー文化が根付いていない以上、勝利が最優先と考えれば、このシステムで戦うのがいいんじゃないかと勝手に思いました。
日本代表が勝たないと、日本人は簡単にサッカーにそっぽを向いてしまうと思うので、才能豊かな日本人がたくさん登場するためにもA代表にはどんな勝ち方でもいいからワールドカップで結果を残して欲しいと切に願います。